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間伐と植樹生物種の保存
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2023.07.03

ryugonの森で自然と順応する虫たち

日毎に気温も上がり、ryugonの森では多くの昆虫が見られる季節になりました。森にはおそらく数千、数万もの昆虫たちが生息していますが、この昆虫たちと植物は密接な関係を保ちながら、循環されているので私たちが知る以上に自然界には必要な存在です。

虫と自然の役割を改めて考えると。

人類よりはるか昔の4億8000千万年前から存在する虫たち。人類の方が後から誕生しているので、彼らからすれば、私たち人類の方がお邪魔虫かもしれないですね。虫と自然の関わりも非常に深い関係性が見られます。
1、受粉: 昆虫は花粉を運ぶことで植物の受粉に重要な役割を果たしています。昆虫は花の花粉を体や足に付着させ、他の花に移動する際にその花粉を運びます。この過程によって、植物は受粉が行われ、種子を形成することができます。受粉は多くの花の種子や果実の形成に必要であり、昆虫と植物の相互依存関係の重要な要素です。

2、餌: 昆虫は植物の葉や花、果実を食べることがあります。特に草食性の昆虫は、森の植物を主要な餌源として利用しています。これにより、昆虫は生存と繁殖のための栄養を得ることができます。一部の昆虫は特定の植物に対して特化しており、その植物だけを餌として摂取します。逆に、植物は昆虫にとって餌となることで、昆虫の存在によって選択圧がかかり、進化を促すこともあります。また、昆虫の餌となることで、一部の植物では大量発生を抑えられている効果もあるようです。
また、蚊やアブなどの昆虫を捕食するトンボなども生息していますので、これらの循環も虫は貴重な存在です。

3、生息場所: 昆虫は森の植物の周りで生活しています。植物は昆虫にとって食べ物や隠れ場所を提供します。植物の葉や茎、枝などは昆虫たちが生息するための重要な場所です。また、一部の昆虫は特定の植物に対して産卵するために適した場所を探し、その植物の上で生活します。このように、植物は昆虫の生息場所としての役割も果たしています。

4、相互進化: 昆虫と植物の関係は、長い時間の間に相互進化を遂げてきました。植物は昆虫によって受粉や種の散布が行われることで繁殖の機会を得る一方、昆虫は植物から餌や生息場所を得ることができます。この相互依存関係により、昆虫と植物はお互いに適応し進化を続けています。

ryugonの森に棲む虫たちとの共存。

虫は苦手という方もいらっしゃいますが、人間の関わりが少ないことも要因で、虫も地球上に誕生した生き物として、自然界との関係性を循環させることを、ryugonの森を通じて見守っていただきたいと願っています。
今ならvilla suiteの池には多種多様なトンボが飛び交っています。自然豊かな森を是非ご覧くださいませ。