2019年夏、「龍言」は、日本一の豪雪地帯の風土を体感してもらうための宿「ryugon」として、新たに生まれ変わりました。
そこは、真白き世界から生まれる、みずみずしい自然やそこに暮らす人々、そして世界中からやってくる旅人との交差点。ランドスケープや建築、食、アート、アクティビティ、イベントなどで1日中雪の恵みを体感できる場。室内では、四季を通じて里山の静寂さを味わい、たおやかな時間を過ごすためのホスピタリティを提供いたします。「龍言」の記憶を残す建物と、そこに関わる人たちの笑顔こそが、雪国の未来につながる大切なものだとryugonは考えます。
毎冬、2メートル以上もの雪が積もり、雪解けの春には山に山菜が芽吹く。夏は青空を移す水田のきらめき、秋は黄金色の稲穂が風に揺れる。この土地の暮らしや文化は、そのようなめぐる四季のなかで営まれてきました。
この場所で出会うすべての人が、この果てなき永い時間に想いをめぐらせ、特別なひとときを過ごせますように。ryugonは、雪のくれた恵みに感謝し、旅人の感性と土地の文化を育んでいく宿でありたいと考えています。
この地には、約8000年前の縄文時代から続く、雪と共生しながら育んできた雪国文化があります。50年かけて廃れゆく古い建物を守りながら“豪農の館”という文化財をつくってきた龍言は、これからryugonとして雪国の財産を引き継ぎ、未来へと持続可能なものにしていきます。
豪雪地帯の暮らしの営みは雪のくれた恵みへの感謝から始まるもの。「旅人の感性と土地の文化を育む宿」を目指し、雪国文化の価値を世界に広く伝えていきます。
食やアクティビティ、建築など地域に受け継がれてきた雪国文化を継承します。
夏は井戸水を使った冷房システムを取り入れ、環境負荷を少なくします。国指定文化財である坂戸山の自然環境を復元する取り組みを行います。
多様なお客様のニーズに応えるため、旅館だけにとらわれない多用途性や多機能性を常に追求いたします。